アメリカ大統領選、第2回テレビ討論会日本語訳全文

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マーサ・ラダッツ:こんばんは。私はABCニュースのマーサ・ラダッツです。

アンダーソン・クーパー:そして、私はCNNのアンダーソン・クーパーです。

ヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏による、大統領選討論会委員会主催の第2回大統領候補テレビ討論会が行われるセントルイスのワシントン大学にようこそ。

今夜の討論会はタウンホール(対話集会)形式で行われ、有権者には直接、候補者に質問する機会が与えられます。マーサと私は補足質問を行いますが、今夜は、この会場にいる皆さん、そして、オンラインで質問を提出した全米各地の皆さんが中心です。

ラダッツ:ステージ上にいる人たちはギャラップ社によって選ばれました。全員がセントルイス地区の人たちで、投票する候補者をまだ決めていないとギャロップ社に伝えた人達です。各人が尋ねたい質問を持ってここにいらっしゃいました。そして、私たちはそれらの質問に今朝初めて目を通しました。質問に目を通したのは、アンダーソンと私、そして私たちのABCとCNNのチームだけです。

両候補とも、観客およびオンラインの質問それぞれに対して回答するための持ち時間は2分です。私たちはできるだけ多くの質問をしたいと思いますので、会場の皆さんには、拍手で進行を遅れさせないようお願いしたいと思います。ただし、今だけは別です。

お集まりの皆さん、共和党の大統領指名候補、ドナルド・J・トランプ氏と民主党の大統領指名候補、ヒラリー・クリントン氏です。

(拍手)

クーパー:お越しいただきありがとうございます。まずは、このタウンホールのメンバーの1人からの質問から始めることにします。この質問に対して、それぞれ2分ずつ回答時間があります。クリントン長官、コイン・トスであなたが勝ちましたので、あなたからお願いします。それでは最初の質問です。どうぞ。

質問:ありがとうございます、そして、こんばんは。前回の大統領候補による討論会は「保護者向けのテレビ番組ガイドライン」では、MA(成人向け)の格付けがなされたかもしれません。教員たちは生徒への宿題として、大統領選の討論会を見るように指導していますが、あなたは今の若者たちに対して、適切で前向きな姿勢の模範を示していると思いますか?

クリントン:ありがとうございます。あなたは教師ですか? はい、それはとてもよい質問だと思います。なぜなら私は、多くの教師や子どもを持つ親から、今回の大統領選における一部の発言や行動をめぐる懸念を耳にしているからです。

そして、私が重要だと思うのは、私たちの国は本当に偉大であり、なぜなら、それは私たちが優れているからであるということを子どもたちに明確に伝えることです。そして、私たちは互いを尊敬し、互いに高め合うのです。私たちは、自分たちの多様性を称賛する方法を見出し、すべての少年、少女、そして、すべての大人たちに働きかけ、力を合わせて国のために取り組んでもらうのです。

私たちが力を合わせればどんなことができるのかについて、私はとても前向きで楽観的です。だからこそ、私の選挙戦のスローガンは「力を合わせれば、強くなる」なのです。なぜなら、もし私たちが力を合わせ、ときとしてアメリカ人を互いに対立させるような不和を克服し、いくつかの大きな目標を設定すれば…、私はいくつか大きな目標を示しています。それはトップにいる人たちだけでなく、すべての人にとって経済がうまく機能するようにすること、就学前から大学に至るまで最高の教育制度を確実に整備し、少ない負担でそうした教育を受けられるようにすること、そしてほかにもたくさんあります。

もし私たちがそのような目標を設定し、それを達成するために力を合わせ努力すれば、アメリカにできないことなど何もないと、私は思っています。だからこそ私は、この大統領選において、私たちが力を合わせることを願うのです。当然、私は皆さんの票を獲得し、11月に大統領に選ばれることを願っています。そして、私はすべてのアメリカ人と力を合わせて取り組むことを皆さんに約束できます。

私は、政治的信念や、出身地や、外見や宗教に関わらず、すべてのアメリカ人の大統領になりたいのです。私たち自身で私たちの国を癒し、結束してもらいたいのです。なぜなら、私たちの子どもや孫にとって価値のある未来を手に入れるには、それが最善策だと思うからです。

クーパー:クリントン長官、ありがとうございました。トランプさん、持ち時間は2分です。

トランプ:実際、私もそう思います。私は彼女が言ったことすべてに同意します。私がこの選挙戦を始めた理由は、こんなに馬鹿げたことがこの国で起きているのを見てうんざりしたからです。ここは素晴らしい国です。ここは素晴らしい土地です。私はこの1年半、政治家としてそのことに取り組んできたことに気づきました。自分自身のことをそんなふうに語るとは自分でも信じられませんが、私は政治家としてやってきたと思います。

そして、私の全体的なコンセプトは、アメリカを再び偉大にするということでした。さまざまな取り決めがなされ、オバマケアのようにとんでもないことが起きているのを目にします。オバマケアでは皆さんの医療保険と医療費が68%、59%、71%という天文学的数字で上昇しています。イラン核合意が私たちにとっていかに悪い協定かを目にします。これは私たちが一方的に、ナンバーワンのテロ国家であるイランに150億ドルを支払い、わずか3年前まで弱小国家だった国を強国にするものです。

こうしたすべての状況と、我が国が持つすべてのポテンシャルを見たとき、ビジネスであれ貿易であれ、私たちは素晴らしいポテンシャルを持っていますが、業績は大変悪いわけです。

昨年のアメリカの貿易赤字額は8000億ドル近くでした。つまり、他国との貿易で私たちは8000億ドルの赤字を出したのです。それは信じられないことであり、想像も及ばないことです。

いったい誰がそんな取り決めを作っているのかと皆さんは言うでしょう。私たちなら素晴らしい協定を作り、国境を強化し、法と秩序を取り戻します。今日、2人の警察官が射殺されました。こうしたことが毎週のように起きています。私たちは法の執行に対する敬意を取り戻さなくてはなりません。同時に、すべての人々に配慮しなくてはなりません。私たちには正義が必要です。

しかし、私は、これまでなされてこなかったことをやりたいのです。例えば、都市中心部(インナーシティ)を改善し、素晴らしいアフリカ系アメリカ人やラテン系、ヒスパニック系にとって、よりよい場所にしたいのです。そして、私はそれを手掛けることを楽しみにしています。それがアメリカを再び偉大にすることなのです。

クーパー:トランプさん、ありがとうございました。パトリスさんからの質問は、お2人はいずれも、現代の若者に対して自分のふるまいはポジティブかつ適切な模範になっていると思いますか? と言うことです。

トランプさん、ご想像のとおり、私たちは金曜日に公開されたテープ映像について、オンラインで多くの質問を受けました。あなたはそれをロッカールームでの冗談のようなものだとおっしゃいました。あなたは同意なく女性にキスをし、性器を掴んだと表現しました。それは性的暴行です。あなたは女性に対する性的暴行を自慢したのです。あなたはそのことを理解していますか?

トランプ:いいえ、私はそんなことは全く言っていません。それがどういうものであったか、あなたは理解していないようですね。それは、いわゆるロッカールーム・トークだったのです。私はそのことを誇らしいとは思っていません。私は私の家族に謝罪し、アメリカ国民に謝罪します。もちろん私はそのことを誇らしいとは思っていません。ただ、これはロッカールームでの雑談のようなものなのです。

ご存知のように現在世界では、ISが人の首をはねたり、率直なところ、鉄の檻に人を入れて水攻めしたり、戦争や恐ろしい光景というものがあちこちで見られ、たくさんのひどいことが起きていて、まるで中世の時代です。私たちはこれまでにこんな状況を見たことがありません。世界中で大虐殺が起きています。

彼らは見て、理解しています。率直に言って、そういう人々がISと協力して私たちにとって大きな対抗勢力になっているということを想像できますか? そして、彼らは私たちの国を見ていて、何が起きているかを見ているのです。

確かに私はその映像の件を大変恥ずかしく思っています。大嫌いです。しかし、あれはロッカールームトークなのです。私はISを叩きのめします。私たちはISを打倒します。ISは何年も前に、間違った判断のせいで生じた空白状態の中から生まれたのです。私は皆さんに言います。私がISをなんとかします。

クーパー:つまり、トランプさん…

トランプ:私たちは、もっと重要で、もっと大きなテーマについて話すべきです。

クーパー:ただ、はっきりさせたいのですが、あなたが11年前にバスの中で言ったことですが、あなたは相手の同意なしに女性にキスしたり、同意なしで体を触ったりはしていないとおっしゃっているのですか?

トランプ:私は女性に大きな敬意を持っています。私ほど女性に敬意を持っている人間はいません。

クーパー:つまり、はっきりさせたいのですが、あなたはそんなことは決してやっていないとおっしゃるのですね?

トランプ:率直なところ、私はあなたがお聞きになったとおり、そうした言葉を言いました。そして、私はそのことを恥ずかしく思いました。しかし、私は女性に対して大いに敬意を払っています。

クーパー:そのような行動をとったことがありますか?

トランプ:そして、女性たちは私に敬意を持っています。そして、私は皆さんにこう言いましょう。「いいえ、わたしはやっていません」と。そして、私はこの国を安全にすると、皆さんに言いましょう。私たちはこの国に国境を作ります、そうした国境は今はありません。人々が私たちの国になだれ込んでいます。そして、その人々は中東やその他の地域から来ているのです。

私たちはアメリカを再び安全にします。私たちはアメリカを再び偉大にします。しかし、私たちはアメリカを再び安全にします。そして、私たちはアメリカを再び豊かにします。なぜなら、もしそうしなければ…、厳しいことを言いますが、私たちは国の富を構築しなくてはならないのです。

クーパー:トランプさん、ありがとうございました。

トランプ:現在、他国が私たちの雇用を奪い、富を奪おうとしています。

クーパー:トランプさん、ありがとうございました。

トランプ:私が言いたいのは、そういうことなのです。

クーパー:クリントン長官、反論されますか?

クリントン:皆さんと同じく私はこの48時間、私たちが耳にし、目にしたことについて多くの時間を費やして考えました。歴代の共和党の大統領指名候補に対して、私は政治的見解や政策、理念に関して意見が異なりましたが、彼らの大統領としての資質を疑ったことはありませんでした。

ドナルド・トランプは別です。私は6月の時点で、彼には大統領および最高司令官としての資質がないと述べました。そして、多くの共和党員と独立派の人たちも同じことを言っています。私たち全員が金曜日に見聞きしたことは、女性についてのドナルドの発言であり、彼が女性に対してどう考えているか、彼が女性に対して何をしているかということでした。そして、彼は、あのビデオは自分の姿を反映したものではないと言っているのです。

しかし、あの発言を聞けば、あれがまさに彼の本性を映し出すものだということは誰にとっても明らかだと思います。なぜなら、私たちはこの大統領選の間ずっと、似たようなことを見てきたからです。私たちは彼が女性を侮辱するのを見てきました。私たちは彼が女性を1から10でランク付けするのを見てきました。私たちは彼がテレビやツイッターで女性を困らせるのを見てきました。私たちは彼が第一回討論会のあと、1週間近くも、元ミスユニバースを最も粗暴な言葉で侮辱し個人攻撃するのを見ました。

つまり、そうなのです、それがドナルド・トランプという人間なのです。彼の大統領としての資質が疑われているのは、女性の件や今回のビデオの問題だけではありません。なぜなら彼は、移民、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック、障害者、戦争捕虜、イスラム教徒、そして、その他多くの人達をも標的にしているからです。

つまり、それがドナルド・トランプという人間なのです。そして、私たち、そして、この国が答えを見出すべき問題は、それは本来の私たちの姿ではないということです。

だからこそ…、あなたの質問に戻りましょう…、私はメッセージを送りたいのです…、私たち全員が送るべきです…、すべての少年少女、そして、まさに全世界に対して、アメリカはすでに偉大であると。しかし、私たちが偉大なのは、私たちが優れているからなのです。そして、私たちは互いを尊敬し、互いに力を合わせ、自分たちの多様性を称賛します。

こうしたことは私にとって大変重要な価値観です。なぜなら、これが私の知る、そして、愛するアメリカだからです。そして、私は今夜、皆さんにこう誓います。もし私が幸運にも大統領になったら、これこそが私が尽くすことになるアメリカであると。

ラダッツ:それではオンラインによる質問に移りましょう。

トランプ:今の発言に反論してもいいですか? いいですよね。

ラダッツ:はい、いいですよ。

トランプ:皆さん、それは言葉だけです。ただの言葉だけなのです。私はそうした言葉を何年もの間、聞いてきました。NY州の上院議員選挙で、私はそうした言葉を聞きました。NY州においてヒラリーは州北部の雇用を取り戻そうとしましたが失敗しました。

私は、ヒラリーがいつもアメリカの都市中心部(インナーシティ)について語るのを聞いてきました。アメリカのインナーシティは、教育、雇用、安全の面で、あらゆる意味で悲惨な状況です。私はアフリカ系アメリカ人を支援します。私はラテン系、ヒスパニック系を支援します。私はインナーシティを支援します。

彼女はアフリカ系アメリカ人に対して、ひどいことをしてきました。彼女は彼らの票が欲しいだけで何もしないのです。そして、4年後にまた舞い戻ってくるのです。私は彼女が連邦議会の上院議員だったときに、それを目の当たりにしました。彼女の選挙活動のメインは…

ラダッツ:トランプさん…、会場からの質問とオンラインでの質問に移りたいのですが。

トランプ:彼女は反論が認められるのに、私には認められないのですか?

ラダッツ:それでは今、反論していただきましょう。

トランプ:それなら公平ですね。

ラダッツ:このテープ映像は、大きな関心を集めています。わずか48時間で、フェイスブックでは22016年の大統領選全体の中で、単体で最も話題となっているテーマとなり、何百万人もの人々がソーシャルネットワーク上で話題にしています。先ほど申しあげたように、私たちはソーシャルメディアを使って全米各地の有権者から寄せられた質問を紹介したいと思っています。このトピックに関して、最初の質問はフェイスブックでオハイオ州のジェフさんからです。「トランプ氏は、大統領選が自分を変えたと言っていますが、政治に目覚めたのはいつですか?」という質問です。

トランプさん、私がそれに付け加えます。59歳のときに、あなたがあのバスを降りたあと、違う人間になったのですか? それともあのような行動はほんの最近まで続いていたのですか? 持ち時間は2分です。

トランプ:先ほど言ったように、あれはロッカールームでの雑談のようなものでした。あれはロッカールーム・トークだったのです。誇らしいとは思っていません。私は、人々、私の家族、この国の国民に大きな敬意を抱いています。もちろん、あの話を誇らしいとは思っていません。しかし、実際に起きたことなのです。

しかし、ビル・クリントンのほうがはるかにひどいですね。私の場合は言葉だけですが、彼の場合は行為が伴いました。彼の場合は、女性に対して行為に及んだのです。この国の政治史において、あれほど女性を虐待した人はいません。どのように言うかは皆さんにお任せします。しかし、ビル・クリントンは、女性を虐待したのです。

ヒラリー・クリントンは、その同じ女性たちを激しく攻撃しました。そのうち4人が今夜ここに来ています。そのうちの1人である素晴らしい女性は、12歳のときにレイプされました。ヒラリーは、その加害者の代理人を務め弁護したのです。そして、ヒラリーは、レイプされたその少女に対して2度にわたり嘲笑したのです。そのときの若い女性、キャシー・シェルトンさんが、今夜、私たちと共にここにいます。

ですから、言葉の件は言わないでください。私は間違いなく…、そうした言葉を発したことを謝罪します。しかし、人はそういうことを言うのです。しかし、クリントン大統領の場合は、その行為によって弾劾され、弁護士免許を失ったのです。

彼は女性の一人に85万ドルの罰金を払わなければなりませんでした。そのポーラ・ジョーンズさんも、今夜ここにいます。

ヒラリーが今回の問題を取り上げ、11年前の私の発言について論じるなら、それは恥ずべきことだと思いますし、真実を知りたいとすれば、彼女は恥を知るべきです。

(拍手)

ラダッツ:拍手は控えてください。クリントン長官、持ち時間は2分です。

クリントン:まず最初に、彼の発言についてはあまりにも多くの部分が正しくないということを申し上げたいと思います。しかし、彼は彼自身が選ぶやり方でこの選挙を戦えばいいのです。言いたいことを自分で決めればいいのです。人々からの質問に答えたり、政策について議論したり、よりよい生活とよりよい国を実現するための計画を示す代わりに、それが彼の選んだことなのです。

このような話を聞くと、私は友人であるミシェル・オバマが私たちみんなにくれたアドバイスを思い出します。それは「相手がレベルを下げても、あなたは高いレベルを目指しなさい」というものです。

(拍手)

もしこれが1つのビデオに関することだけなら、彼が今夜言ったことは理解できるでしょう。しかしすべての人はこの時点で、ビデオの人物、もしくはステージの上の人物が、女性に敬意を払っているかどうかについて、すでに結論を出しています。しかし、本人だけは誰に対しても、何についても一切謝罪していないのです。

彼は、金星章(家族に戦死者がいることを表す)を与えられたカーン夫妻に全く謝罪しませんでした。夫妻の息子であるカーン大尉はイラクで戦士しています。そして、ドナルドは、彼らの宗教をめぐって何週間も夫妻を侮辱し攻撃したのです。

彼は、高名な連邦判事に対しても、全く謝罪しませんでした。この判事はインディアナ州生まれですが、ドナルドは彼の両親が「メキシコ人」という理由で、判事として信用できないと述べたのです。

彼はテレビの全国放送で、ある記者の物まねをしてからかい、子どもたちもその番組を見ていました。しかし、彼は本人には決して謝罪しませんでした。そして、オバマ大統領はアメリカ合衆国生まれではないとする人種差別的な嘘についても一切謝罪しませんでした。トランプ氏はオバマ大統領に謝る義務があり、私たちの国に謝る義務があります。そして、その行動と発言に対して責任を取る必要があるのです。

トランプ:あなたこそ大統領に謝る義務があります。なぜならあなたがよくご存知のとおり、あなたの陣営のシドニー・ブルメンソール氏…、彼はあなたの陣営におけるもう1人の真の勝者ですが、彼はあなたの選対本部長だった人物と共に、この問題のきっかけを作ったのです。そして、彼らは2週間前にテレビに出演しました。そして、元選対本部長はまさに同じことを言ったのです。ですから、あなたこそオバマ氏に謝罪すべきです。特別な衣装を身に付けたオバマ氏の写真をばらまいたのはあなたなのです。それは私が関わるよりもずっと前のことです。ですから実際に謝罪すべきはあなたなのです。

第2はミシェル・オバマです。彼らがあなたに対抗して作ったコマーシャルを私は見ました。ミシェル・オバマが、ヒラリー、あなたについて語っていて、私がこれまで見た中で最も手厳しい内容のコマーシャルでした。

友人のことを語るですと? だったらそのコマーシャルをごらんなさい。その選挙戦で、あなたは公平かつ正々堂々と負けました。バーニー・サンダースとの戦いとは違って。

サンダースとの戦いであなたは勝ちましたが、私の見解では、公平かつ正々堂々とではありませんでした。あなたがやるべきことは、ウィキリークスを見て、あなたの側近たちがバーニー・サンダースについてどんなことを言っているか、デボラ・ワサーマン・シュルツが心の中で何を考えていたか確かめることです。なぜなら、バーニー・サンダースは特別代議員とデボラ・ワサーマン・シュルツに挟まれ、全くチャンスが与えられなかったのです。そして、彼が悪魔との契約にサインするのを見て私はとても驚きました。

しかし、あなたが謝罪の話を持ちだすなら、あなたが本当に謝罪すべきは、あなたが削除し、内容を隠蔽した33万000通の電子メールについてであり、先週オフィスから持ちだし、現在行方不明となっている2箱分の電子メールなどに対してです。

そして、これは言うつもりはなかったのですが、言いましょう。言いたくはないのですが、もし私が選挙に勝ったら、司法長官に指示して特別検察官を任命させ、あなたの身辺を調査させるつもりです。なぜなら、これほど多くの嘘と欺瞞はかつてないからです。こんなことはかつてありませんでした。そして、私は特別検察官を任命します。

私が発言すると、この国の人々は憤慨します。私の見解では、憤慨しているのはFBIで長年働いてきた人達です。こんなことは前代未聞です。召喚状を受けたあとに、あなたは3万3000通の電子メールを削除し、いわゆる漂白したのです。これはとてもお金のかかるプロセスです。

ですから、私たちは特別検察官を任命し、この件について捜査させます。なぜなら、あなたがやったことの5分の1の行為で、人生がめちゃくちゃになった人々もいるのです。そして、正直言って、あなたは恥を知るべきです。

ラダッツ:クリントン長官、この件について補足質問したいと思います。電子メールの件についてお話しください。

クリントン:…なぜなら、彼がたった今述べたことはすべて全くの間違いだからです。しかし、私は驚いてはいません。

トランプ:本当に?

クリントン:第1回討論会で…

(笑)

ラダッツ:聴衆の皆さん、お静かに願います。

クリントン:1回目の討論会で、私はドナルドの発言について常にファクトチェック(事実確認)するのは不可能だと言いました。そんなことをしていたら私は、自分のやりたいことについてや、人々の生活をどうやってよくするかについて、何も話せなくなるでしょう。

ですから改めて、ヒラリークリントン、ドット、コムをご覧ください。文字通りトランプ氏の発言のファクトチェックがリアルタイムでできます。前回の第1回討論会では、数百万人がファクトチェックをしました。ですから、さらに数百万人がファクトチェックしてくれることを期待します。ドナルド・トランプのような気質の人間に我が国の法律が任されていないのは、とてもいいことです。

トランプ:私が法律を担う立場なら、あなたは刑務所行きですからね。

(拍手)

ラダッツ:クリントン長官…

クーパー:観客の皆さんは大声でしゃべらないよう願います。拍手もしないでください。時間を無駄にしているだけです。

ラダッツ:クリントン長官、電子メールの件で、さらに伺いたいのですが、あなたは、電子メールの取り扱いは、過ちだったとおっしゃいました。FBIのコミー長官とは意見がくい違いました。長官は、あなたの機密情報の取り扱いは「極めて軽率」だと述べています。

FBIは、機密情報に関する電子メールが110件あり、うち8件は最高機密で、敵対的人物がそれらの電子メールにアクセスすることもできたと述べました。あなたは、これが極めて軽率なことだとはおっしゃらないわけですね。

クリントン:マーサ、最初に言いたいのは…、これは以前にも言いましたが、繰り返します。なぜなら、皆さんに聞いてもらいたいからです…。あれは過ちであり、そして、私は個人の電子メールのアカウントを使用した責任を取ります。もう1度やることになったとしても、もちろん同じことはやりません。私は一切弁明しません。あれは過ちでした。そして、私は申し訳なく思っています。

しかし、私に批判的な人たちなどが、誤解を招くような内容の非難をしているということを指摘するのも重要だと思います。1年間にわたる調査の結果、私が使用していたサーバーを誰かがハッキングしたという証拠はありませんし、機密情報が間違った人たちの手に渡ったと言う人については、その根拠がなく、それを証明できる証拠はないのです。

私は機密情報を大変、真剣にとらえていますし、常にそうしてきました。上院の軍事委員会にいたときは、多くの機密情報を関知していました。もちろん、国務長官としては、ビンラディンの追跡といった最重要機密情報を扱っていました。ですから私は、機密情報を真剣に扱うことに強くコミットしています。そして、申し上げた通り、機密情報が間違った人間の手に渡ったとする証拠は一切ないのです。

ラダッツ:わかりました。次に進みましょう。

トランプ:しかし、彼女は、文書に記されたCという文字を知らなかったのです。いいですか? 彼女はその言葉、その文字が何を意味するか知らなかったのです。

これは驚きです。私はヒラリーが事実確認する様子を見ています。彼女は次々と事実の確認作業をしています。そして、また嘘をついています。なぜなら彼女は、電子メールに関して行ったことについては何の問題もないないと述べたからです。皆さんは3万3000通の電子メールを削除することに問題がないと思いますか? 私はそうは思いません。

彼女は3万3000通の電子メールについて、第1に娘の結婚式と、ヨガのクラスに関するものだと言いました。確かに3通、4通、5通、それぐらいはそうでしょう。3万3000件のメールが削除されたのに、間違ったことは何もしていないと彼女は言っているのです。

そして、さらに重要なのが、召喚状を受けたあとにメールを削除したことです。召喚状を受ける前ではありません。あとです。彼女は連邦議会から召喚状を受けとったのです。正直言って私は、共和党の議員を含め、そうした事態を許した議員たちに大変がっかりしています。

司法省についてですが、彼女の夫は、彼女の事案について決定が下る数日前に、司法長官と39分間、飛行機の後方で話をしています。3万3000通の電子メールを削除したことについて、何も悪くないというのなら、あなたは恥を知るべきです。あなたのしたこと…、そして、それは連邦議会から召喚を受けたあとのことなのです。

クーパー:先に進まなくてはなりません。

トランプ:あなたはそういうことをしたのです。少し待ってください。

クーパー:クリントン長官、反論をどうぞ、その後、先に進みます。

ラダッツ:聴衆にも機会を与えたいですね。

トランプ:もし民間でそんなことしたら、収監されます。連邦議会から召喚状を受けたあとだとすれば言うまでもありません。

クーパー:クリントン長官、反論をどうぞ。その後、聴衆からの質問へと進みます。

クリントン:とにかくそれは真実ではありません。ですから…

トランプ:削除していないと?

クーパー:彼女に反論させてあげてください。

クリントン:それは個人的な電子メールであり、職務上のものではありませんでした。

トランプ:3万3000通?

 

クリントン:いいえ…、私たちは3万5000通を提出しました。ですから…

トランプ:なるほど。ほかの1万5000通は?

クーパー:彼女に反論させてあげてください。あなたがしゃべっている間、彼女はしゃべれません。

クリントン:はい、その通りです。私はしゃべっていません。

トランプ:あなたには話すことが何もないからです。

クリントン:第1回討論会では話の途中ではしゃべりませんでした。そして、今回の討論会でもそうするようにしています。なぜなら、私たちと議論するために今夜、人々が持ってきた質問に答えたいからです。

トランプ:この質問を取り下げてください。

クリントン:わかりました、ドナルド。あなたが今夜、大きな進路変更をしているのはわかっています。自分の選挙戦の話や、それが爆発しそうだということ、共和党員があなたを見放そうとしていることについて話すのを避けるためです。

トランプ:どう展開するか見守りましょう…

クーパー:彼女の反論を聞きましょう。

クリントン:…今夜、人々が気にかけている問題について。彼らの質問に答えましょう。

クーパー:会場にいる方からの質問です。医療保険についての質問です。どうぞ。

トランプ:アンダーソン、あなたがなぜ電子メールの件を取り上げないのか、私は理由を知りたいのです。なぜ取り上げないのか理由を知りたいのです…

クーパー:電子メールの件は取り上げましたよ。

トランプ:いいえ、取り上げられていませんし、話は終わっていません。

クーパー:質問が待っています。

トランプ:1対3…、悪くないね。

質問:ありがとうございます。ACA(医療費負担適正化法、医療保険制度改革法)、いわゆるオバマケアは負担が適正化されていません。保険料は上がり、自己負担額は増えました。処方薬の値段も高くなり、保障内容は低下しています。コストを下げて保障内容を充実させるために、あなたはどのような対策を取りますか?

クーパー:クリントン長官からどうぞ。先ほどの回答もあなたからでしたので。

クリントン:彼が先に始めたいなら、いいですよ。ドナルド、どうぞ。

トランプ:いいえ、私は紳士ですから、ヒラリー、どうぞ。

(笑)

クーパー:クリントン長官、いかがですか?

クリントン:ドナルドはACAを無効にし、排除することでこの問題を解決するつもりだと、言おうとしたのだと思います。そして、私はこの法律を正します。なぜなら私もあなたに賛成だからです。保険料はあまりにも高騰しました。私は、自己負担額や処方薬代など、こうしたコストを下げるために私たちにできる一連の取り組みについて提示してきました。

しかし、コストを抑えるという話の中で皆さんに忘れてほしくないことは、確かに次期大統領にとってそれを最重要課題にするべきなのですが、この法律が可決されたとき、無保険だった2000万人が保険に加入できたということだけではなかったのです。もちろん、そのこと自体は素晴らしいことでした。私はそうした人々に常に会っていますが、彼らはそうした保険が自分たちにとって、そして、家族にとってどんな違いを意味するかについて語っています。

しかし、それ以外の人たちすべて、つまり、雇用主を通して医療保険に入っていた1億7000万人の人たちも、大きな恩恵を受けたのです。第1に、保険会社は既往症を理由に保険適用を拒否することができません。第2に、これは一生涯、制限がありません。深刻な健康上の問題を抱えている場合、これは重要な点です。

第3に、女性が男性よりも多く保険料を徴収されることはありません。この法律以前は、それが一般的でした。

第4に、26歳以下の場合、親が保険加入していれば、26歳までは親の保険に入れます。これは以前はなかったことです。

ですから私は、この法律がうまく機能している点、優れた点についてはしっかりとそれを守りたいと思います。しかし、コストは下げなければなりません。小さな企業が従業員に保険を提供できるように追加支援を行わなくてはなりません。しかし、ドナルドが提案するように、この法律を無効にし、最初からやり直すことになれば、今、私が述べたような恩恵は、エクスチェンジで保険を購入する人たちだけでなく、すべての人にとって失われてしまうのです。そして、私たちは最初からやり直さなければならなくなるのです。

現在、90%の人たちが保険でカバーされています。この国ではこの数字はこれまでで最高です。

クーパー:クリントン長官、持ち時間が終わりました。

クリントン:ですから、私はそれを100%にしたいのです。しかし、コストを下げ、質は維持します。

クーパー:トランプさん、持ち時間は2分です。

トランプ:これは大きな問題であり、おそらく国防問題以外で私が最も多く質問される問題です。オバマケアは災難をもたらしています。皆さん、そのことはおわかりですよね。私たちみんな分かっています。世界中でこんなに数字が跳ね上がるのは誰も見たことがありません。医療保険でこんな数字は誰もかつて見たことがないのです。

状況はますます悪くなるばかりです。2017年には制度そのものが内部崩壊します。それを直す方法は、議会にもっと、もっと、お金を出してほしいとお願いすることです。私たちは現在、20兆ドル近い赤字を抱えているのです。

オバマケアは全く機能しないでしょう。これは最悪ともいえる医療保険制度です。あまりにもお金がかかりすぎます。保険加入者個人にとってお金がかかるだけでなく、国にとっても信じられないぐらいお金がかかるのです。すぐに最大支出項目の1つになるでしょう。

私たちはこの法律を無効にし、もっとお金のかからない、きちんと機能し、各自にあったプランが作れるようなものに取り換えなくてはなりません。私たちは、州の周りに巡らされた人工的な境界線を排除しなくてはなりません。その境界線によって保険会社の参入と競争が阻止されているのです。なぜなら、オバマ大統領はじめ、この法律作成に取り組んだ人たちは、そうした境界線を残したいのです。それによって保険会社は事実上の独占状態になるのです。私たちが求めるのは競争です。

そうすれば、きめ細かい医療保険プランができあがります。彼女は、単一支払者方式を望んでいますが、それは大惨事です。カナダと似たような状況になるでしょう。カナダ人の状況はこうです。大きな手術が必要になったり、何か起きたとき、多くの場合、カナダ人はアメリカにやってきます。なぜならカナダのシステムは遅すぎるからです。いろいろな意味で、悲劇的結末となっているのです。

しかし、彼女は、単一支払者方式を望んでいます。それは基本的に政府がすべてのルールを決めるということを意味します。ヒラリー・クリントンは、何年もの間、これを追い求めてきました。オバマケアはその第1歩でした。オバマケアはとんだ大災難です。皆さんの保険料が信じられないぐらい跳ね上がるだけでなく、自己負担額も高くなり、トラックにはねられないかぎり、その保険を使うことはできないのです。

クーパー:トランプさん、時間が…

トランプ:これは大災害をもたらす制度であり、撤回して別の物に置き換えなくてはなりません。

クーパー:クリントン長官、補足質問ですが、あなたの夫は、オバマケアのことを「世界で最もクレイジー」と呼び、保険料が倍になり、保険の適用範囲が半分になるので小企業のオーナーは殺されてしまうと言いました。クリントン氏のコメントは間違いだったのでしょうか? それとも、その間違いは単に真実を述べただけだったのでしょうか。

クリントン:いいえ違います。彼はどういう意味でそう述べたのか明確にしました。そしてそれは、とても明快です。現在のこの国の状況において、もし保険制度を最初からやり直すとしたら、私たちはこれまでとは違うシステムを導入することになるかもしれないのです。

しかし、私たちの制度は雇用主をベースにした制度です。ほとんどの人達が雇用先で保険に入っているのです。

そして、この法律はギャップを埋めるのが目的でした。一方で、貧しくて保険に入るお金のない人たち、つまりメディケイドに入っている人たちがいます。ちなみにメディケアも単一支払者方式で、高齢者を対象にして素晴らしい成果を上げています。その一方で、雇用されているものの保険に入るだけの余裕がなく、雇用主なども助けてくれない人たちがいたわけです。

その隙間をオバマケアは埋めようとしたわけです。先ほど言ったように、2000万人が現在では保険に加入できました。ですから、ドナルドが言うようにこの法律を撤回するようなことになれば、以前のようにまた保険会社に頼らなくてはなりません。それはつまり、保険会社の…

クーパー:クリントン長官…

クリントン:…彼らの言うなりになるということです。例えば、あなたは糖尿病だ、ガンを患った、あなたの子供は喘息だ…と言ってくるわけです。

クーパー:時間切れです。

クリントン:…お金がないために保険に入れないかもしれないのです。ですから、オバマケアが機能していない部分については、それを改善しましょう。しかし、法律そのものを破棄して再び保険会社や製薬会社にすべてを任せてはいけません。それでは成功しません。

クーパー:トランプさん、私から補足質問します。

トランプ:1つだけ言いたいのですが、ヒラリー、第1にオバマケアはすべてにおいて破たんしています。すべてにおいてです。第2に、バーニー・サンダースは、ヒラリー・クリントンの判断力は悪いと述べました。それを完璧に示しているのがこの事例です。大失敗のオバマケアを守ろうとした結果、こうなったのです。

クーパー:あなたはオバマケアを終わらせたいと言いましたが…

トランプ:ところで…

クーパー:あなたはオバマケアを終わらせたいと言いました。あなたは、既往症のある人でも加入できる保険を作りたいとも言いました。しかし、国民皆保険を義務付けることなく、保険会社にそれをどうやって強制するのですか?

トランプ:私たちはそれを可能にすることができます。私たちは保険プランを…

クーパー:どういう意味ですか?

トランプ:どういう意味か説明しましょう。私たちは大変よいプランを作ります。なぜなら、保険業界内で激しい競争を生み出すからです。いったん境界線を壊して、競争を認めれば…

クーパー:あなたはアメリカ国民に保険加入を義務付けますか?

トランンプ:オバマ大統領は…、アンダーソン、失礼。オバマ大統領はそれぞれの州の周りに引いた境界線を維持しようとしましたが、オバマケア可決に向けた最終段階でほとんど消えてしまいました。そして、それは詐欺だったのです。オバマケアを立案したジョナサン・グルーバーは大きな嘘をついたと述べました。オバマ大統領は、主治医も保険プランもそのままキープできると言いました。しかし、すべては詐欺であり、制度は機能していないのです。

しかし、それらの境界線を排除すれば、競争が生まれ、既往症にも対応でき、お金がなくて保険に入れない人も助けることができます。なぜなら、私たちは人々を守るからです。

そして、共和党員の考えはこうです。信じるかどうかは別として、強くこう思っています。私たちは州への助成金を阻止します。メディケイド、そして、州への助成金を阻止します。

クーパー:トランプさん、ありがとうございました。

トランプ:…それによって私たちは、必要となる資金を持っていない人たちを支えることができるのです。

クーパー:トランプさん、ありがとうございました。

ラダッツ:それでは、別の方からお2人への質問です

質問:こんにちわ。アメリカには330万人のイスラム教徒がいます。私もその1人です。あなたはイスラム教徒の国々と協力すると言いましたが、イスラム嫌いの感情が高まる中、私のように国にとって脅威というレッテルを張られた人々を、選挙後、どのように支援しますか?

ラダッツ:トランプさんからどうぞ。

トランプ:イスラム嫌いについてはおっしゃるとおりですし、恥ずべきことです。しかし。私たちがしなくてはいけないことが1つあります。なぜなら問題が存在するからです。好きか嫌いかに関わらず、そして、政治的に正しいことを言うこともできますが、問題というのは存在しているのです。ですから、イスラム教徒自身が何か不審な状況を見つけた場合、必ず通報するようにしなくてはなりません。憎悪的な行動を見つけたら、通報しなくてはなりません。

例えば、サンバーナディーノでは、14人を殺害し、多くの人を負傷させた2人が住むアパートの部屋一面に爆弾があるのをたくさんの人が目撃していました。負傷した人々は大けがを負い、元の姿には戻らないでしょう。イスラム教徒の人たちは問題を見つけたら通報しなくてはなりません。

すべてのことには常に理由があります。通報しなければ、我が国にとってはとても難しい状況となります。なぜなら、オーランド、サンバーナディーノ、世界貿易センターの例があるからです。海外ではパリの事例もあります。恐ろしい事件が起きました。事件を起こしたのは、イスラム過激派のテロリストです。

彼女はこの言葉を使いませんし、オバマ大統領も使わないでしょう。大統領は「イスラム過激派のテロリスト」という言葉は使わないのです。しかし、問題を解決するには、何が問題なのかを述べるか、もしくは、少なくとも名称を言わなくてはなりません。

彼女はその名称を言いませんし、オバマ大統領も名称を言いません。しかし、名称は挙がっているのです。それは、イスラム過激派のテロリストです。問題を解決する前に、まずその名称を言わなくてはなりません。

ラダッツ:クリントン長官いかがですか?

クリントン:ご質問ありがとうございます。私は同じ質問をアメリカ中の多くのイスラム系アメリカ人の方々から聞いてきました。なぜなら、残念なことに、イスラム教徒については、対立をあおるような邪悪な発言がたくさんあったからです。アメリカ陸軍の兵士として国を守ろうとして自らを犠牲にした若者、カーン大尉でさえも、ドナルドの攻撃対象になっています。

私は2つのことを言いたいと思います。第1に、アメリカにはジョージ・ワシントンの時代からイスラム教徒がいるということ。そして、成功を収めたイスラム教徒がたくさんいます。先日亡くなったモハメド・アリ氏も、その中で特に著名な一人です。

クリントン:私が描くアメリカというのは、進んで勤勉に働き、やるべきことをやり、コミュニティに貢献すれば、誰にでも居場所が与えられる国です。それがアメリカの本来の姿です。私たちの子どもや孫のために、そういうアメリカになってほしいのです。

さらに、ドナルドがイスラム教徒について語るデマ的な発言は、大変、近視眼的であり、危険でさえあります。アメリカのイスラム教徒には、最前線で私たちの目となり耳となってもらう必要があります。私はアメリカ中のさまざまなイスラム教徒のグループと交流してきました。私は彼らの多くと会い、彼らが社会から求められ、受け入れられ、国の一部となり、国の安全保障の一翼を担っていると実感することが、彼らにとっていかに重要なことであるかという声を聞いてきましたし、それこそが私たちが求めることなのです。

さらに、私はISを打倒するつもりですが、大半のイスラム教徒の国々と連携して行うことが重要です。現在、そうした国々の多くは、ドナルドの発言を聞いて、なぜ自分たちがアメリカ人と協力すべきなのかについて疑問に思っています。それは結局、ISやテロリストや暴力的なジハード主義のテロリストを喜ばせることになるのです。

私たちは、イスラムと戦争しているのではありません。あたかもイスラムと戦争しているかのような行動をとることは間違いであり、テロリストの思うつぼです。ですから私は、あなたやあなたの家族のような市民がほかの人達と同様に歓迎される国を望んでいるのです。

ラダッツ:クリントン長官、ありがとうございました。トランプさん、12月にあなたはこう言いました。「ドナルドJ.トランプは、我が国の代表が現在の状況を把握できるまで、アメリカに入国しようとするイスラム教徒を完全に締め出すことを求める。選択の余地はない」と。しかし、あなたの副大統領候補は今週、あなたはもはやイスラム教徒入国禁止の立場はとっていないと述べました。それは正しいですか? もし正しいなら、いわゆる宗教テストは間違いだったのでしょうか?

トランプ:第1に、カーン大尉はアメリカの英雄です。もし当時私が大統領だったら、彼は今、生きているでしょう。なぜなら私だったら、自分が何をやっているか、わからないままイラク戦争に賛成票を投じた彼女とは違い、国民をイラクには派遣しなかったからです。イラク介入は大失敗でした。ですからカーン大尉は、今生きていたはずです。

イスラム教徒の入国禁止については、特定の地域からの入国について極めて厳しい身元審査を行うという形に変化しています。ヒラリー・クリントンは、何十万人もの入国を認めたいのです。…失礼。

ラダッツ:なぜそのように形が変わったのですか?質問に答えてください。あなたは今でも…

トランプ:なぜあなたは彼女の発言を遮らないのですか? 私の話はいつも遮るのに。

ラダッツ:そんなことはありません。

トランプ:彼女の話をなぜ遮らないのですか?

ラダッツ:イスラム教徒の入国禁止を今でも支持しているのかどうか、説明してください。

トランプ:これは極めて厳しい身元審査と呼ばれています。シリアのような地域からは、バラク・オバマのせいで、何万人もが流入しています。そして、ヒラリー・クリントンは、オバマのときよりも受け入れ人数を550%増やしたいとしています。人々が我が国に流入していますが、私たちは、彼らが何者で、どこの出身で、アメリカについてどんな感情を持っているか全く知らないのです。まさにトロイの木馬状態です。

私たちは、この国において、十分なほど問題を抱えています。私は安全圏を構築すべきだと信じています。その費用はほかの人々に払わせるべきだと信じています。例えば、湾岸諸国は対価を払っていません。しかし、彼らにはお金以外何もないのです。しかし、アメリカ国内で私たちはこれほどの問題を抱えているわけですから、どんな人たちか全くわからないような人々がシリアから何十万人もアメリカにやってくるのはごめんです。私たちは彼らの価値観を知りませんし、アメリカのことがどれだけ好きなのかも全く知りません。

ラダッツ:クリントン長官、その件についてうかがいます。と言うのも、あなたはシリア難民の受け入れ人数を1万人から6万5000人に増やすことを求めているからです。あなたが、より厳しい審査を望んでいることは知っていますが、完璧な制度ではありません。なぜ、そうした難民を受け入れるというようなリスクを冒すのですか?

クリントン:第1に、私は、私たちに危険を与えると思われる人物は、この国に入れません。しかし、女性や子供など多くの難民がいるのです。4歳の男の子が額から血を流している写真について考えてください。彼はロシアとシリアの空爆で負傷したのです。

この壊滅的な戦争において子供たちが苦しんでいます。その主な理由は、ロシアによる攻撃だと私は確信しています。そして、私たちもやるべきことをやる必要があります。私たちが背負っている負担など、ヨーロッパの国々などには及びもしません。しかし、私たちは、情報収集の専門家などを動員して、必要なかぎり厳しい審査を行います。

しかし、ドナルドが言うような宗教に基づいた入国禁止を政策として述べないことが重要です。どうやってそれを実行するというのでしょうか。私たちの国は、信教の自由を原則としています。国内で大きな問題を生じさせることなく、彼が提唱するようなことをいったい、どのように実行するというのでしょう。人々が飛行機で我が国に入国する際に宗教テストをするつもりでしょうか? そんなことを実施できると思っているのでしょうか。

ですから、彼の発言は極めて分別がなく、危険でさえあると私は思いました。そして、まさに、多くのテロリストのサイト上のプロパガンダを見てくださいを。イスラム教徒に関するドナルド・トランプの発言が戦闘員募集に利用されているのです。なぜなら彼らは、私たちとの間で戦争を引き起こしたいからです。

最後に私が言いたいのは、彼がイラク戦争に賛成したことを否定したのが、これで10回目か12回目だということです。私たちはそれをテープで残しています。マスコミ全体がそれを目にしています。それが嘘であることは暴かれています。しかし、彼は自分が言いたいこととを言い続けています。

トランプ:嘘だと証明されていません。

クリントン:ですから…

トランプ: 証明されていません。

クリントン:ヒラリークリントン、ドット、コムをご覧いただければ、わかります。

トランプ:私はイラク戦争に反対でした。そのことは嘘ではありません。そして、あなたは賛成票を投じました。そして、あなたは賛成すべきではありませんでした。私が言いたいのは…

ラダッツ:それに関しては、たくさんのファクトチェックが行われています。オンラインの質問に移りたいと思います…

トランプ:すみませんが、彼女は25秒も持ち時間をオーバーしましたよ。

ラダッツ:していません。

トランプ:反論してもいいですか?

ラダッツ:手短にどうぞ。

トランプ:ヒラリー・クリントンが難民をアメリカに受け入れるという件ですが、違法な外国人犯罪者というのがたくさんいるのです。彼らを本国に送還しようとしても、本国がそれを断るのです。場合によっては、彼らは殺人犯だったり、麻薬王だったり、麻薬の問題を抱えていて、本国としては帰ってきてほしくないのです。

そして、ヒラリー・クリントンは国務長官だったとき、それでも構わないと言ったのです。彼らを強制的に本国に送還することはしないと言ったのです。しかし、私は彼らを即座に本国に強制送還します。彼らは殺人犯であり、とても凶悪な人々なのです。

そして、私が強調したいのは、バーニー・サンダースは彼女の判断力は悪いと言いましたが、確かに彼女の判断力は本当に悪いのです。なぜなら、これまで見たことのないような問題や犯罪を引き起こす人達を、この国に入れようとしているからです。南の国境からは、あっという間に麻薬が流入してきています。あっという間にです。このようなことは許すべきではありません。

私はICEの支持を得ました。ICEはこれまで大統領候補を支持したことはありません。国境警備員1万6500人が先日、私を支持してくれました。支持の理由は、私が国境の状況を理解しているからです。彼女はわかっていません。彼女はすべての人に恩赦を与えたいのです。どうぞいらっしゃい、こちらにいらっしゃい、と。彼女のやっていることはとんでもないことです。彼女の判断力は悪いです。正直言って、あまりにも悪すぎてアメリカ合衆国の大統領になるべきではありません。それは言えます。

ラダッツ:トランプさんありがとうございました。次に進みます。次の質問は超党派公開討論会連合のオンラインフォーラムを通して一般から寄せられた質問です。このオンラインフォーラムでは、何百万もの票を生み出す質問が寄せられています。質問は、クリントン長官が有料で行ったスピーチの一節をウィキリークスが公開した件に関してです。長官は公開を拒否しましたが、特にある一節で、クリントン長官、あなたは特定の問題に関しては、公私両面の見解を持つ必要があると述べたとされています。バージニアからの質問ですが、政治家が2つの顔を持っても構わないのでしょうか? 政治家が問題に関して個人的なスタンスを持つことは受け入れられるのでしょうか? クリントン長官、持ち時間は2分です。

クリントン:そうですね。私の記憶では、スティーブン・スピルバーグの「リンカーン」という素晴らしい作品を見たあとに、エイブラハム・リンカーンについて私が述べたことです。リンカーン大統領が、議会を説得して憲法修正第13条を承認させたのは見事でした。理念に基づいた戦略的なものでした。

私が言いたかったのは、議会を思うように動かすのは、ときとして大変だということであり、常に議会に働きかけなくてはならないということです。リンカーン大統領はある人たちを説得するためにある主張を駆使し、別の人たちを説得するために別の主張を駆使したのです。彼は大統領として見事なリーダーシップを発揮したと私は思いました。

しかし、マーサ、今ここで何が起きているかについて話しましょう。なぜなら、アメリカ政府の情報機関が数日前に、クレムリン、つまり、プーチン氏とロシア政府が攻撃を指示していることを明らかにしたからです。つまりそれは、私たちの大統領選に影響を与えるためにアメリカのアカウントに対してハッキング攻撃を行うというものでした。そして、ウィキリークスもそれに関わっています。ロシアが情報をハッキングしているほかのサイトと同様、私たちはそれが正確な情報かどうか知りさえもしませんが、その後、彼らはその情報を公開するのです。

アメリカの歴史上、敵対国である外国の勢力が、選挙結果に影響を与えようとしてこれほど必死になっている状況というのは前例がありません。彼らは私が選挙で選ばれるように画策しているのではありません。ドナルド・トランプを有利にするために、選挙に影響を与えようとしているのです。

彼がプーチンを称賛しているからかもしれません。プーチンのやりたいことに彼が賛同しているからかもしれません。彼がモスクワでビジネスをしたいからなのかもしれません。、私には理由はわかりません。しかし、私たちには答えを知る権利があります。そして、私たちはトランプ氏に対して、確定申告書をすべて公開するよう求めるべきなのです。そうすれば、彼にはどういう関りや、金銭的関係があるのか判明します…

ラダッツ:それについては後ほど触れましょう。クリントン長官、時間切れです。

クリントン:…ロシアやほかの国々との関係がわかります。

ラダッツ:トランプさん。

トランプ:これには反論させてください。なぜなら、あまりにばかげているからです。彼女は人のことを非難していますが、自分こそ全くの嘘を並べています。彼女の文書は、銀行やゴールドマン・サックスにいる彼女の友人、そして、ほかのあらゆる人たちに送られていました。彼女はさまざまな発言をしています。ウィキリークスがつい先日、それを暴露しました。そして、彼女は嘘をつきました。彼女はその嘘を今、偉大なアブラハム・リンカーンのせいにしています。それは私は…

(笑い)

いいですか、「誠実なエイブ」ですよ。誠実なエイブは決して嘘をつきませんでした。それはよいことです。それがアブラハム・リンカーンとあなたの大きな違いです。それは本当に大きな違いです。私たちは違いについて語っています。

彼女が語っていたほかのことについてですが、私はプーチンのことは知りません。私たちがロシアとうまく付き合っていければ、それは素晴らしいことでしょう。なぜなら、例えば、私たちは一緒にISと戦えるからです。しかし、私はプーチンのことは知りません。

しかし、私は気づいたことがあります。いつでも何か悪いことが起きると、彼らはロシアの仕業だと言うのです。彼女には、ハッキングを行っているのがロシアかどうかもわからないのにです。ハッキング自体、行なわれていないのかもしれません。しかし、彼らはいつもロシアを非難します。なぜ彼らがロシアを非難するかというと、彼らは、ロシアと一緒に私の評判を落とせると考えているからです。私はロシアについては何も知りません。私はロシアについては知っていますが、ロシアの内部の仕組みについては知りません。私はそこで取引もしていません。そこでは事業はしていません。ロシアから融資も受けていません。

私のバランスシートはとても健全です。私のバランスシートがとても健全だったので、それをよく知るアメリカ政府は、ペンシルバニア通りのオールド・ポスト・オフィスの開発を私に手がけさせたのです。ホワイトハウスと議会の間のオールド・ポスト・オフィスを私に手がけさせたのです。その重要な要因の1つは、おそらくバランスシートだったでしょう。しかし、私はロシアからは融資は受けていません。アメリカ政府に聞けば、おそらくそう教えてくれるでしょう。なぜなら、彼らは私がその開発を手がけるにあたって、私のバランスシートをとてもよく調べたからです。

税金というものは非常にシンプルなものです。まず、私は数億ドルの税金を払っています。彼女の友人の多くは、もっと多額の控除を利用していました。ウォーレン・バフェット氏は巨額の控除を受けました。彼女の友人であるソロス氏も巨額の控除を受けました。彼女は私よりもはるかに多くのコマーシャルを打っていますが、そのためのお金を彼女に与えている人たちの多くは、巨額の控除を受けています。

私は数億ドルの税金を払っています。しかし、定期監査が終われば、すぐに私は申告書を公開します。私は誇りを持ってそれを公開するでしょう。その中身は実際、素晴らしいものです。

ラダッツ:トランプさん、ありがとうございました。

クーパー:税金の問題に移りたいと思います。どうぞ。

質問:こんばんは。アメリカの最も裕福な国民に公平な額の税金を払ってもらうために、具体的に税制のどの規定を変えますか?

クーパー:トランプさん、2分でお答えください

トランプ:私が1つやるつもりなのは、成功報酬に関する規定の廃止です。正直に言って、それは私のような人たちにとっては、最高の規定の一つです。私は立候補することによって、多くのものを放棄しています。なぜなら、私は税制を徹底的に改革するからです。

ところで、彼女は何年も前にこれをできたはずです。彼女はアメリカ合衆国の上院議員だったのですから。彼女は、ドナルド・トランプは税制を悪用したと文句を言います。それなら、なぜ彼女はそれを変えなかったのでしょうか? なぜあなたは上院議員だったときにそれを変えなかったのですか? あなたがそうしなかったのは、あなたの友人がみんな、私と同じように恩恵を得ていたからです。私もその恩恵を受けています。

率直に言って、税制には変える余地のある規定があります。しかし、あなたはそれを変えないでしょう。なぜなら、その人たちはみんな、あなたがドナルド・トランプに対してネガティブ広告を打てるように、あなたにお金を与えてきたからです。

これは多くのことについて言えることです。私は、ヒラリーが長年にわたってさまざまなことについて文句を言うのを聞いてきました。「これをしてくれればよかったのに」と。しかし、彼女はその仕事に30年従事してきたのです。彼女は決してそれらを変えようとしませんでした。彼女はこれからも決して変えないでしょう。絶対に変えないでしょう。

私たちは成功報酬に関する規定を廃止します。私は減税を行ないます。なぜなら、私は企業にとって、それはとても重要だと思うからです。企業はこの国から去っています。大企業は去っています。そして、小さな企業は、企業としての形をなすこともできません。私は、減税とセットで規制の撤廃も行ないます。

税率は35%から15%に下げます。中産階級に対して減税を行ないます。はっきり申し上げましょう、私たちは中産階級に対する税金を大幅に減らします。

はっきり申し上げましょう、皆さん、ヒラリー・クリントンはあなたの税金を増やします。私を見てください。彼女は皆さんの税金を大幅に引き上げます。それはこの国に大惨事をもたらすでしょう。しかし、彼女は皆さんの税金を引き上げます。私は皆さんの税金を引き下げます。それ自体が大きな違います。私たちは再び繁栄します。この国では成長が見られていません。この国は成長していません。中国でGDP成長率が7%になれば、国家的大惨事です。アメリカはたった1%です。それは成長とは言えません。そして、それはますます低くなっていると思います。

その大きな原因は、税金が高すぎることです。それは世界でも最高水準です。私はそれを、世界でも比較的低い水準にまで引き下げるつもりです。それは、私たちにできることの中で最も重要なことの1つだと思います。しかし、彼女はすべての人の税金を大幅に引き上げます。

クーパー:クリントン長官、2分でお答えくだし。質問は「アメリカの最も裕福な国民に公平な額の税金を払ってもらうために、具体的に税制のどの規定を変えますか?」というものでした。

クリントン:ドナルドの口から皆さんが今、聞いたすべての発言は間違いです。私はこう言い続けなければならないのがとても残念です。しかし、彼は別の世界に住んでいます。20年ぐらいにもわたって連邦所得税を払っていないような人が、自分の政策を語っているのは、笑える話です。

彼が何をするつもりなのか、私がお教えしましょう。彼の計画では、富裕層や企業に対して史上最大の減税を行ないます。それはブッシュ減税の少なくとも2倍以上です。ドナルドはずっと、ドナルドやドナルドのような人たちの便宜を図ってきました。これはとても大きなプレゼントになるでしょう。実際、彼の減税に関する話を聞くかぎりでは、それは多数の中産階級世帯への増税につながるでしょう。

私がやりたいことをお話しましょう。私はこう言ってきました。年収25万ドル未満の人たち、すなわちそれはアメリカの大多数の人たちですが、彼らの誰一人として税金を引き上げられることはありません。なぜなら、私たちはお金を持っている人たちのところに行くべきだからです。お金は、税制のあらゆる優遇措置を利用してきた人たちのところにあります。

私は実際、上院議員時代に、企業の抜け穴を塞ぐよう投票しました。彼は10億ドルの損失を申告し、そのおかげで税金の支払いを回避できましたが、そのときに彼が利用した抜け穴の1つを塞ぐよう、私は投票したのです。

私は100万ドルを稼いでいる人たちに課税したいです。それは「バフェットルール」と呼ばれるものです。そうです、ウォーレン・バフェット氏は、彼のような人たちの税率が自分の秘書よりも低いのはおかしい、と公に発言したのです。私は500万ドルを超える所得については、追加租税を課したいです。

私たちは失われた時代を埋め合わせなければなりません。私は皆さんに投資したいのです。私は勤勉な勤労世帯に投資したいのです。大恐慌以来、利益がすべて最上位層の手に渡ってしまっていることは残念ですが事実です。私たちはそれを逆転しなければなりません。

ドナルドのような人たちが税金を全く払わず、この国の退役軍人や軍、この国の健康や教育のために一銭も払わないのは間違っています。

クーパー:長官、ありがとうございました。

クリントン:私たちは、どんな人も、どんな企業や個人も、この国を支えるための公平な負担額を支払わずにはすまないようにします。

クーパー:ありがとうございました。トランプさんに反論の機会をあげたいと思います。彼女が話していたことについて、視聴者の方々に知らせておきたいと思います。先月、この選挙戦で初めて、フェイスブック上で税金が最大の話題になりました。ニューヨーク・タイムズが、あなたの1995年の3ページ分の納税申告書を公開しました。それによると、あなたは9億1600万ドルの損失を申告しています。つまり、あなたは何年にもわたって個人連邦所得税の支払いを回避できたはずだったということです。

あなたは、州税、従業員税、不動産税、資産税を払っていると言われましたね。しかし、あなたは単純な質問にまだ答えていません。あなたはその9億1600万ドルの損失を利用して、個人連邦所得税の支払いを長年回避してきたのですか?

トランプ:もちろんです。もちろん私はそうしています。それは、彼女のすべての献金者、あるいは彼女の献金者のほとんどもやっていることです。私は、彼女の献金者の多くを知っています。彼女の献金者は、巨額の税控除を受けています。私の多くの…、失礼、アンダーソンさん…、私の控除の多くは、減価償却費など、ヒラリーが上院議員として許可したものでした。そして、彼女はずっとそれを許可し続けるでしょう。なぜなら、彼女に多額のお金を与えている人たちがそれを望んでいるからです。それが理由です。

いいですか、私はこれまでのどの大統領候補よりも税制をよく理解しています。ヒラリー・クリントン…、これは極めて複雑な話ですが…、ヒラリー・クリントンにはこれらすべての規定を残すことを望んでいる友人がいます。彼らは成功報酬に関する規定を残すことも望んでいます。それはウォール街の人たちにとってはとても重要な規定です。彼らは成功報酬の規定を残すことを心底望んでいるのです。それはヒラリーが残した規定だと私は考えています。彼女がなぜその規定を残したのか、とても興味深いです。

しかし、私はこう申し上げましょう。まず1つに、私は莫大な数の税金を払っています。私は完全にそれを利用しました。それはウォーレン・バフェット氏も同じだし、ジョージ・ソロス氏も同じだし、ヒラリーにお金を与えているほかの多くの人たちも同じです。私は彼らを名指しすることは控えます。なぜなら、彼らは裕福ですが、有名ではないからです。彼らに有名になってもらうのは止めておきましょう。

クーパー:個人連邦所得税の支払いを何年回避してきたか言えますか?

トランプ:いいえ。しかし、私は税金を払っています。連邦税も払っています。しかし、私には控除があります。その多くは減価償却費です。これは素晴らしい負債です。私は減価償却費が大好きです。彼女がそれを私たちにくれたのです。

いいですか、もし彼女がそれを問題だと考えていたなら…、アンダーソンさん、彼女はこの仕事を30年間やってきたのですよ。私はいつもこう言っています。彼女は医療について語ります。なぜ彼女はそれに関して何か行動を起こさなかったのでしょうか? 彼女は税金について語ります。なぜ彼女はそれに関して何か行動を起こさなかったのでしょうか? 彼女は口で言う以外に、何に関しても全く行動を起こしていないのです。彼女は口ばっかりで行動が全く伴っていません。

クーパー:過去には…、

トランプ:また、バーニー・サンダース氏の話になりますが、それは本当にまずい判断です。彼女がまずい判断をしたのは税金に関してだけではありません。彼女はリビアに関しても、シリアに関しても、イラクに関してもまずい判断をしました。つまり、彼女とオバマ氏がです。あなたが認めたくなかったとしても、彼らのイラクからの撤退の仕方、そして、それによって残された空洞が、そもそもISを生んだのです。彼らはその小さな地域からスタートしました。そして今や、32か国で活動しています。ヒラリー、おめでとう。あなたは最高の仕事をしてくれました。

クーパー:クリントン長官、反論をどうぞ。

クリントン:また始まりましたね。私はニューヨーク州上院議員だったときから、長年、成功報酬の規定の廃止を支持してきました。しかし、ここで大事なのはそのことではありません。

トランプ:なぜそれをしなかったのですか? なぜです?

クーパー:彼女に反論させてください。

クリントン:なぜなら、私が上院議員だったときは共和党の大統領だったからです。

トランプ:ほう、本当ですか?

クリントン:私は大統領になって、それを実現します。まさにそのとおりです。

トランプ:あなたが優秀な上院議員だったら、それができたはずです。優秀な上院議員だったら、それができたはずです。しかし、あなたは優秀な上院議員ではなかったのです。

クーパー:彼女に反論させてください。彼女はあなたの発言に割り込みませんでした。

クリントン:アメリカの憲法の下では、大統領には拒否権というものがあります。彼は何度も「30年間これが、とか30年間あれが」と言っています。それなら、私が公職に就いていた30年間についてお話しましょう。私はこれを話せてとてもうれしいです。

毎年800万人の子どもたちが健康保険に加入しています。それは、私が大統領夫人だったときに、民主党員と共和党員と協力して、児童健康保険プログラムを作ったからです。今、数十万人の子どもたちには養子になる機会があります。それは、私が養子縁組・児童養護制度の改革に尽力したからです。

9・11同時多発テロのあと、私は共和党の市長、州知事、大統領と協力して、ニューヨークを再建し、そして、苦しんでいる救急隊員たちが医療を受けられるようにしました。彼らは危険な場所に走って行き、そして、病気になってしまった人たちです。数十万人の州兵と予備兵のメンバーが医療を受けられるのは、私が尽力したからです。

子どもたちがより安全な医薬品を使えるのは、私が投薬をもっと慎重に行なうよう義務付ける法律を可決できたからです。

私は国務長官時代、この国の代弁者として世界中を回りましたが、私は女性の権利も提唱しました。それは、女性がよりよい生活を送るための十分な機会を手にすることができるようにするためです。そして、核兵器削減のためにロシアとの条約の交渉も行ないました。私は上院議員としての8年間で、法案提出者、あるいは共同提出者として、400の法律に名を残しています。

私は一生懸命仕事をしました。ニューヨーク州で、最初に当選したときよりも大きな票差で再選したときはとても誇らしかったです。私は大統領になっても、その仕事を続けます。その党派を超えた仕事を、妥協点を見出そうとする姿勢を続けます。なぜなら、中央政界では、何かを実現するためには人々と上手に付き合っていく必要があるからです。

クーパー:長官、ありがとうございました。

クリントン:私は、自分には実行力があることを証明してきました。30年間、私は人々のために結果を出してきました。

クーパー:長官、ありがとうございました。

ラダッツ:次はシリアについてです。シリアにはお2人とも言及されていました。

トランプ:彼女は間違ったことをたくさん言いました。私が思うに、私たちは…

ラダッツ:いいえ、だめです。トランプさん、次の話題に移ります。これは聴衆のためです。

トランプ:失礼。しかし、彼女は上院議員としては大失敗でした。大失敗です。

ラダッツ:トランプさん、次の話題に移ります。オムラン君というシリアの5歳の少年の痛ましい動画があります。アレッポの空爆のあと、がれきから引っ張り出された彼は救急車の中で座っていました。この動画はフェイスブック上だけでも1億3600万人に視聴され、世界の注目がシリアでの戦争の恐怖に集まりました。

しかし、今、アレッポからは毎日、もっとひどい映像が届いています。アレッポではここ数週間だけで、400人が死亡しました。このうち、少なくとも100人が子どもです。数日前、国務省は、バッシャール・アサド大統領のシリア政権とその同盟国であるロシアが行なったアレッポの空爆について、戦争犯罪の調査を要求しました。

次のこの質問は、ソーシャルメディア、フェイスブック経由で届いたものです。こう尋ねています。あなたが大統領だったら、シリア、そして、アレッポの人道危機について何をしますか? アメリカが助ける前にあまりに長く待ち続けたら、それはホロコーストのようではありませんんか? クリントン長官から2分でお答えください。

クリントン:シリアの状況は壊滅的です。毎日、私たちは、アサド政権が地上ではイランと手を組み、空ではロシアと手を組んで、特にアレッポなどの場所を空爆している、その結果を目にしています。アレッポには、数十万人、おそらくは25万人がまだ残されています。アサド政権に本気で抵抗しているシリアの最後の反体制派の人たちを排除すべく、ロシア空軍はアレッポを何としても破壊するつもりです。

ロシアはISには全く注意を払っていません。彼らの狙いは、アサド政権を守ることです。私は国務長官時代も今も、飛行禁止区域と安全区域の設定を提唱しています。私たちはロシアに対して圧力をかける必要があります。なぜなら、彼らは何らかの圧力をかけられないかぎりは、外交的解決のために交渉のテーブルにつくことはないからです。

そして、私たちは地上のパートナーや同盟国ともっと緊密に連携する必要があります。しかし、私が強調したいのは、ここで問題になっているのはロシアの野心と攻撃性であるということです。ロシアは、シリアに全面的に関与することを決めました。彼らはアメリカ合衆国の大統領に誰がなってほしいかも決めました。そして、それは私ではありません。私はロシアに立ち向かってきました。私はプーチン大統領らに対しても、一歩も引きませんでした。私は大統領としても、それを続けます。

ロシアと協力できるかぎりにおいては、協力すればよいのです。私は国務長官として、そうしてきました。そのようにして、私たちは核兵器削減条約を交わしたのです。そのようにして、私たちはイランへの制裁を行なったのです。それによって、私たちが一発の弾も発射することなく、イランの核開発プログラムは中止になりました。

だから私は、今以上の影響力を持って交渉のテーブルにつくつもりです。しかし、私はシリアとロシアによる犯罪、戦争犯罪を調査し、彼らに責任を取らせようとする取り組みは支持します。

ラダッツ:クリントン長官、ありがとうございました。トランプさん。

トランプ:まず、彼女はいわゆる「警告ライン」のときの国務長官でした。それは…

クリントン:いいえ、違います。私は退任していました。私は発言に割り込むのは嫌いですが、ある時点で…

トランプ:いいでしょう。しかし、あなたは連絡を取っていました…、失礼。あなたは…、

クリントン:ある時点で、私たちは事実検証を行なう必要があります。

トランプ:あなたはホワイトハウスと密に連絡を取っていました。そして悲しいことに、オバマ氏はおそらくあなたの意見に耳を貸し続けたのでしょう。今はもう彼はあなたの意見に耳を貸すつもりはないでしょうが。

オバマ氏は警告ラインを設定しました。実際に起きたことは、世界中の笑いものになりました。

そうは言っても、彼女はロシアに対して強気な発言をしています。しかし、私たちの核プログラムははるかに遅れを取っています。彼らは自分たちの核プログラムでは好き放題やっています。これはまずいです。アメリカ政府は、それを許すべきではありませんでした。ロシアの核は新しいです。私たちのものは古いのです。私たちは疲弊しています。核という点では私たちは消耗しきっています。これはとてもまずいことです。

彼女はプーチンやアサドに対して、とても強気な発言をしています。彼女は反体制派を支持する発言をしています。彼女は反体制派がどんな人たちかすらも知らないのです。私たちが反体制派を受け入れるときにはいつも、それがイラクであれどこか別の場所であれ、人民を武装させているのです。そうすると何が起きるか分かりますか? 彼らは人民よりも悪い存在になるのです。

彼女がリビアでカダフィに行なったことを思い出してください。カダフィは排除されました。そして、混乱が生じたのです。そして、ISはリビアの石油のかなりの部分を手にしています。あなたもおそらくそれを聞いたことがあるはずです。それは大惨事でした。なぜなら、事実として、彼女が行なった外交政策のほとんどすべてが間違いだったのであり、それは大惨事を生んだからです。

しかし、ロシアを見てください。彼らが今週行なったことを見てください。確かに、彼女はそこにはいませんでした。しかし、彼女は相談を受けていたかもしれません。私たちは和平条約を交わしました。みんな喜びました。ロシアはアサドと一緒に何をしたでしょうか。イランと一緒に何をしたでしょうか。イランはあなたのせいでとても強力な国になりました。あなたが、合意形成の歴史上最悪の合意をイランと交わしたからです。イランとの合意は1500億ドルに上り、そのうち17億ドルが現金です。それは、この部屋を埋めることができるぐらいの量のお金です。

しかし、その合意を見てください。イランとロシアは今、私たちに対抗しています。だから、彼女は戦いたがっています。彼女は反体制派のために戦いたがっています。1つだけ問題があります。それは反体制派が何者なのかすら分からない、ということです。それでは、目的は何なのでしょうか?

ラダッツ:トランプさん、トランプさん、2分が過ぎました。

トランプ:1つ言っておかなくてはならないことがあります。

ラダッツ:2分が過ぎました。

トランプ:私はアサドは全く好きではありません。しかし、アサドはISを殺しています。ロシアもISを殺しています。イランもISを殺しています。私たちの外交政策が弱いから、その三者が今、手を組んでいるのです。

ラダッツ:トランプさん、もう1度質問を繰り返します。あなたが大統領だった…、

(笑)

シリアやアレッポの人道危機について何をしますか? あなたの副大統領候補の発言を確認しておきたいと思います。彼は「ロシアによる挑発に対しては、アメリカは強い態度で臨む必要があり、ロシアがアサド大統領のシリア政府軍と共に空爆を続けるなら、アメリカ合衆国はアサド政権の軍事的標的を攻撃するために軍事力を行使する準備をすべきだ」と発言しています。

トランプ:そうですか。私は彼とは話していません。私の意見は違います。私は賛成できません。

ラダッツ:あなたは自分の副大統領候補の意見に賛成できないのですか?

トランプ:私はISは壊滅すべきだと思います。今、シリアがISと戦っています。同時に両方と戦いたがっている人たちがいます。しかし、シリアはもはやシリアではありません。シリアはロシアです。そして、イランは彼女が強い国にしてしまいました。ケリー氏とオバマ氏が、イランをとても強い国に、とても裕福な国に、あっという間に、瞬く間にしてしまったのです。

私は、ISは壊滅すべきだと考えています。私たちは、関与を深めすぎる前に、ISについて憂慮すべきです。彼女には、シリアに対して行動を起こす機会がありました。彼らには機会があったのです。それは警告ラインでした。しかし、彼女は行動を起こしませんでした。

ラダッツ:アレッポが崩壊したら何が起きると思いますか?

トランプ:アレッポは人道面で壊滅状態だと思います。

ラダッツ:アレッポが崩壊したら何が起きると思いますか?

トランプ:それは基本的にはもう崩壊しています。いいですか? それは基本的に崩壊しています。1つ申し上げましょう。モスルを見てください。アメリカの愚かな外交政策に関して、私が最大の問題だと考えているのがモスルです。彼らはISの指導者の多くがモスルにいると考えています。そこで、ワシントンやイラクから「われわれは3週間か4週間後にモスルを攻撃する」という発表がなされます。

ISの悪い指導者たちはみんな、モスルを去っています。なぜ彼らはそれを静かにできないのでしょうか? なぜ彼らは奇襲できないのでしょうか? そして、攻撃が行われたあとに「われわれは指導者たちを壊滅した。われわれは大成功を収めた」とアメリカ国民に知らせることができないのでしょうか? 彼らは去ります。なぜ彼らは「今後4週間から6週間以内にモスルを攻撃する」などと言う必要があるのでしょうか? 彼らはまさにそう言っています。この国はどこまでばかなのでしょうか?

ラダッツ:ときどき、軍がそれをするのには理由があるのです。心理戦です。

トランプ:私は理由は1つも思いつきません。全く思いつきません。私はそれがかなり得意なはずなのに、です。

ラダッツ:市民を避難させるためかもしれません。

トランプ:そして、フリン退役中将がいます。いいですか、200人の将軍や海軍将官が私を支持してくれています。21人の名誉勲章受章者が私を支持してくれています。私たちはいつもそれについて語っています。彼らは理解しています。なぜ彼らは、秘密裏にことを進め、侵入して指導者たちを壊滅することができないのでしょうか? 彼らがそこにとどまる理由があるでしょうか? 私が今読んでいるのは…

ラダッツ:あなたの戦略を教えてください。

トランプ:私は何週間も、モスルについて読んでいます。ラッカとモスルの間にISの指導者たちがいると彼らは考えています。なぜ彼らはそれを言うのでしょうか? 彼らはもうそこにとどまりはしません。彼らはいなくなったのです。なぜなら、アメリカが率いるイラクがモスルで戦うためにそこに行くことについて、みんなが語っているからです。

200人の海軍将官や将軍からすれば、それは信じられません。私はただこう言いたいです。ジョージ・パットン将軍やダグラス・マッカーサー将軍は、私たちの中東政策のあまりの愚かさに、墓の中でめまいがしているでしょう。

ラダッツ:クリントン長官にお聞きします。クリントン長官、あなたはアサド大統領の辞任を求めています。あなたは、反体制派を武装させることを提唱しました。しかし、それはアレッポでは遅すぎたかもしれないように見えます。あなたは外交的努力について語っています。それらは失敗しました。停戦は崩壊しました。外交を補強するために、飛行禁止区域設定以上のアメリカによる軍事行使の脅威をアサド政権に対して見せる意向はありますか?

クリントン:私はシリアではアメリカの地上軍を使うつもりはありません。それはとても深刻な間違いでしょう。私は、アメリカ軍は領土を支配するべきではないと思います。彼らは占領軍としてそうせざるをえなくなります。それは賢明な戦略とは思えません。

私たちはイラクでは特殊部隊を使い、後方支援者や訓練者を使っており、それはよい効果を上げています。それは私たちの国益に大きく寄与しています。だから私は、今行われていることは支持します。しかし…

ラダッツ:しかし、オバマ大統領とあなたの政策の違いは何ですか?

クリントン:マーサさん、私が運良く…

トランプ:すべてです。

クリントン:私は、自分が大統領になる頃には、私たちがISをイラクから追い出せていることを願っています。私たちがモスルを奪還できる可能性は十分あると思います。ドナルドは、自分は将軍たちよりもISのことをよく知っていると言っています。それはありえません。

多くのとても重要な計画が立てられています。その一部は、その地域のスンニ派やクルドのペシュメルガの兵士たちに対して、私たち全員がこれに関与しなければならない、というメッセージを発することです。そして、それには多くの計画や準備が必要です。

私はバグダディを追い詰めます。私はバグダディを標的にします。なぜなら、私が関与した、アルカイダの指導者を標的にした多くの機密作戦は成果を上げたからです。だから、私はそれは効果的だと思います。

私は、クルド人を武装させることも検討するつもりです。クルド人は、シリア、そして、イラクにおいて私たちの最高のパートナーになっています。一部の人たちがそれについて多くの懸念を持っていることは知っています。しかし、ISをイラクから追い出したあとに私たちがラッカを奪還するうえで、クルド人とアラブ人の兵士に地上で中心的役割を担ってもらうためには、彼らに必要な装備を与えるべきだと思います。

ラダッツ:ありがとうございました。次の話題に移りましょう…

トランプ:何がおかしいか分かりますか? 彼女は1分もオーバーして話していたのに、あなたは彼女を止めなかったのです。私が1秒オーバーすれば、大騒ぎするくせに。

ラダッツ:あなたはたくさん答えていました。

トランプ:これは本当に面白いです。

クーパー:次の質問です。

質問:ご自身が、アメリカのすべての国民に奉仕する大統領になれると思いますか?

クーパー:その質問はトランプさんからお願いします。

トランプ:もちろんです。彼女は私たちの支持者を嘆かわしい人たちと呼びました。とても多くの人たちです。救いようがない人たちと呼びました。私はすべての国民のための大統領になります。私は大統領として、貧困街の状況を好転させ、人々に強さを与えます。そして、人々が経済に参加できるようにし、雇用を取り戻します。

なぜなら、彼女の夫が調印したNAFTAは、おそらく、この国の歴史ではなく世界の歴史上最悪のひどい貿易合意だからです。それは私たちから製造業の仕事を奪いました。私たちは仕事を失いました。私たちはお金を失いました。私たちは工場を失いました。それは大惨事です。

そして今、彼女はTPPに調印したがっています。今はそれに賛成だと言っていますが。彼女はそれを絶対的な基準と呼んでいました。ところで、前回の討論会で彼女は嘘をつきました。彼女は絶対的な基準と言っていたのに、自分はそう言っていないと述べたのです。みんな、彼女が嘘をついたと言っています。いいですか? 彼女は嘘をついたのです。彼女は多くのことについて嘘をついてきました。

私は、アフリカ系アメリカ人や貧困街の人々も含めたすべての国民のための大統領になります。貧困街で起きていることは大惨事です。彼女は長年、それについて語ってきました。例によって、彼女がそれについて語っても何も起きません。彼女はそれを実現しないのです。

ラテン系アメリカ人、ヒスパニック系アメリカ人にも同じことが言えます。全く同じことが言えます。彼らは話はしますが、それを実現しません。貧困街の貧困率は45%です。貧困街でのアフリカ系アメリカ人の貧困率は45%です。教育は壊滅的状態です。雇用はほとんど存在していません。

私は2万人や3万人を前にして行なった大演説の中で、「失うものなどありますか?」と言ってきました。これ以上悪くなることはありません。彼女は25年間、貧困街について語ってきました。何も実現することはないでしょう。

1つ言わせてください。彼女がアメリカの大統領になっても、何も実現しません。口だけです。私たちは彼女の友人の税金について語ってきました。私はそのおこぼれをもらうだけです。彼女は私を優遇しているわけではありません。しかし、彼女はほかの多くの人たちを優遇することによって、私を優遇してくれているのです。

クーパー:トランプさん、ありがとうございました。

トランプ:しかし、申し上げておきましょう。彼女は口だけです。それは実現しません。彼女の上院議員時代を見るだけでそれは分かります。ニューヨーク州北部を見てください。

クーパー:2分が過ぎました。クリントン長官、2分でお答えください。

トランプ:そこは壊滅的状態です。

クーパー:クリントン長官、2分でお答えください。

クリントン:私が2期目に立候補したとき、67%の人が私の再選に投票してくれました。私はとても誇らしく思い、とても謙虚な気持ちになりました。

カーターさん、私は自分の人生の中でずっと、子どもたちや家族を支援するために自分ができることをしようと努めてきました。ロースクールを出てからすぐに、私は児童養護基金で働きました。ドナルドは、私が公職に就いていた30年間についてしばしば語っています。私はそれを誇りに思っています。

私は若い弁護士としてキャリアをスタートし、刑事司法制度や学校におけるアフリカ系アメリカ人の子供たちに対する差別と戦いました。私は、障害のある子供たちが公教育を受けられるようにするために働きました。それは、私がとても気にかけていることです。私はヒスパニック系の人たちと仕事をしました。

私の政界での最初の仕事の1つは、テキサス州南部で、ヒスパニック系の市民が投票できるように彼らの登録を行なうことでした。あなたが使った奉仕という言葉は全くその通りで、私は、すべてのアメリカ人がこの国に自分の居場所があると感じられるようにするために奉仕するつもりです。

私がもらう手紙を見ると、ドナルド・トランプ大統領のアメリカでは、自分たちの居場所がなくなると心配している人がたくさんいます。彼らは私に手紙をくれます。ある女性は、自分の息子のフェリックス君について書いてくれました。彼女は、彼が幼児だったときに、エチオピアから養子として彼を迎えました。彼は今、10歳です。彼の知る国はアメリカだけです。彼はある日、テレビでドナルドの発言を聞き、母親にこう言ったそうです。「彼は当選したら、僕をエチオピアに送り返すの?」と。

子どもたちは私たちの発言を聞いています。最初の質問に戻りましょう。多くの人々が怖がっています。実際、教師や保護者たちは、それをトランプ効果と呼んでいます。いじめが増えています。多くの人が不安を感じています。多くの子どもたちは不安な感情を示しています。だからまず、真っ先に、私はすべての人たちと対話するために、自分にできることをすべてやるつもりです。

クーパー:クリントン長官、時間が来ました。

クリントン:民主党の人たち、共和党の人たち、無党派の人たち、国中の人たちに申し上げます。あなたが私に投票してくれなくても、私はあなたの大統領になりたいと思っています。

クーパー:2分が過ぎました。

クリントン:私は、すべての国民にとって最高の大統領になりたいと思っています。

クーパー:クリントン長官、2分が過ぎました。ドナルド・トランプさんが先程あなたに対して言ったことについてフォローアップしたいと思います。先月のあなたの発言に関してです。あなたは「ドナルド・トランプの支持者の半分は嘆かわしい人種差別主義者で、男女差別主義者で、同性愛嫌悪症で、外国人嫌いで、イスラム教嫌いだ」と述べました。

あなたは後日、半分と言ったことを後悔している、と述べました。あなたは「嘆かわしい」という表現を使ったことには遺憾の意を表しませんでした。カーターさんの質問に戻りますが、数千万人の国民を見かぎるのなら、国を結束させることなどできますか?

クリントン:私はそれを言ってから数時間も経たずに、自分の言葉遣いを申し訳なく思いました。なぜなら、私の主張は彼の支持者に対するものではないからです。それは、彼に対するものであり、彼が行なってきた、憎悪に満ちた、対立を煽るような選挙戦に対するものであり、彼の集会における暴力の煽動や、女性だけでなく、あらゆる国民に関する彼のとても残忍な発言に対するものです。

彼は、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック系の人たち、イスラム教徒、戦争捕虜、移民、障害のある人たちに関する自分の発言について1度も謝罪していません。彼はそのような発言をたくさんしていますが、私はバーニー・サンダース氏と私が行なってきた選挙戦に誇りを持っています。私たちは、侮辱ではなく政策で選挙戦を戦いました。そして、彼は私を100%支持してくれています。

クーパー:ありがとうございました。

クリントン:なぜなら、私たちは、自分たちがやりたいことについて語り合ったからです。私たちにはいくつか意見の違いがあったかもしれません。そして、私たちは多くの討論を行なってきました…

クーパー:長官、ありがとうございました。

クリントン:しかし、私たちは、この国をもっとよくすることができると考えたのです。私はそれを誇らしく思いました。

クーパー:1分で反論をお願いします。

トランプ:この国は分裂しています。その分裂は深刻です。シャーロットの事件を見てください。ボルチモアの事件を見てください。貧困街の学校で起きている暴力を見てください。シカゴやワシントンDCを見てください。

アメリカの都市では殺人が増えています。この45年間で最多になっています。この国は分裂しています。なぜなら、彼女のような人たちが…、私の言うことを信じてください、彼女は心の中にとても大きな憎しみを持っています。彼女が「嘆かわしい人たち」と言ったとき、彼女は本気でそう思ったのです。彼女が「救いようがない」と言ったとき、それは言葉どおりの意味だったのです。

あなた(司会者)はそれには触れませんでしたね。しかし、「彼らは救いようがない」という彼女の発言は、私からすればもっとひどい発言だったかもしれません。

クーパー:彼女は、彼らの一部は救いようがないと言いました。

トランプ:彼女はとても大きな憎しみを抱えています。この国をバラク・オバマに、さらに4年任せるわけにはいきません。彼女が当選すれば事実上そうなります。

クーパー:トランプさん、あなたに追加の質問です。2008年に、あなたはご自身の本の中で、「よい指導者の最も重要な資質は自制心である」と述べています。あなたは、もし、指導者がそれを持っていなければ、「その人は長続きしないだろう」と述べています。第1回の討論会の数日後、あなたは一連のツイートを午前3時から午前5時にかけて投稿しました。

その中には、「セックステープ」をチェックするよう人々に呼びかけるツイートもありました。それはよい指導者の自制心と言えますか?

トランプ:違います。「セックステープをチェックしろ」とは言っていません。彼女がすばらしいガールスカウトだと、もてはやしたその女性のことを調べてくれ、という意図だったのです。彼女はガールスカウトではありませんでした。

クーパー:あなたはセックステープに言及していました。

トランプ:ところで、あなたに教えておきたいのですが、彼女は「朝の3時」と言いました。ベンガジの事件を思い出してください。彼女は「朝の3時に誰が電話に出るのでしょうか?」と言いました。聞いてください、彼女は電話に出なかったのです。なぜなら、スティーブンス大使が…

クーパー:質問は、それはよい指導者の自制心と言えますか、というものです。

トランプ:600回…、ちょっと待ってください、アンダーソンさん、600回ですよ。彼女は朝の3時に起きていたと言っていました。そして、朝の3時にツイートもしていました。

しかし、私はそのことに触れるつもりはありません。しかし、彼女は起きていると言いました。有名な話です。私たちは、朝の3時でも電話に出ます。何が起きたと思いますか? スティーブンス大使は600回も助けを求めたのです。しかし、彼女が話した相手はシドニー・ブルーメンソール氏だけでした。ちなみに、彼は彼女の友人で、よい人ではありません。だから、彼女にそれについて語る資格はないのです。

ツイッターは現代のコミュニケーション手段の1つです。それを好きか嫌いかはその人の自由です。2500万人近い人が私のフェイスブックとツイッターを見ています。それはとても効果的なコミュニケーション手段です。あなたがそれをけなすのは自由ですが、それはとても効果的なコミュニケーション手段です。正直に言って、私はそれを恥じてはいません。

クーパー:クリントン長官、トランプさんはよい指導者になるための自制心を持っていますか?

クリントン:いいえ。

トランプ:これは驚いた。

(笑)

クリントン:それは私だけの意見ではありません。それは、ほかの多くの人たち、国家安全保障の専門家、共和党員、元共和党議員たちの意見でもあります。その理由の一つは、私たちがこの仕事を間近で見るというすばらしい特権に恵まれ、それがどれほど大変な仕事かを知っているからです。

その理由は、私が夫の仕事を見てきたからだけではありません。彼は3000億ドルの赤字を引き継ぎ、それを2000億ドルの黒字に変えたのです。そして、2300万件の雇用が生み出されました。すべての人の所得は増えました。すべての人のです。アフリカ系アメリカ人の所得は33%増えました。

その理由は、私が9・11同時多発テロの後にジョージ・W・ブッシュ氏と一緒に仕事をしたからだけではありません。私が彼に市が何を必要としているか、立ち直るために私たちが何を必要としているかを伝えたろきに、彼が「任せてくれ」と言ってくれたことを私は誇らしく思いました。彼は決して動揺しませんでした。彼は私のそばから離れませんでした。

私はオバマ大統領をとても尊敬しています。彼は大恐慌以来最悪の金融危機を引き継ぎました。それはこの国にとって悲惨な時期でした。

クーパー:次の話題に進まないといけません。

クリントン:900万人が職を失いました。

ラダッツ:クリントン長官…

クリントン:500万件の家が失われました。

ラダッツ:クリントン長官、次の話題に移りましょう。

クリントン:13兆ドルの家族の資産が消滅しました。私たちは今、正しい道に戻ってきました。彼は、アメリカの最も裕福な人たちを利する税制によってアメリカをまた不況に陥れるでしょう。

ラダッツ:クリントン長官、聴衆の質問に移ります。ほとんど時間がなくなってきました。私たちにはもう1つ…

トランプ:私たちの成長率は1929年以来、最も低くなっています。

ラダッツ:聴衆の質問に移ります。

トランプ:この国の成長率は最低で、雇用は壊滅的状態です。

ラダッツ:トランプさん、クリントン長官、聴衆の質問に移らせてください。お2人ともありがとうございました。

(笑)

聴衆からの質問がもう1つあります。

質問:こんばんは。今回の選挙の最も重要な側面は最高裁判事かもしれません。最高裁判事を選ぶうえで、最も重要な側面として何を重視しますか?

ラダッツ:クリントン長官から、2分でお答えください。

クリントン:ありがとうございます。あなたのおっしゃるとおりです。それは、今回の選挙で最も重要な問題の一つです。私は、世の中の仕組みを理解し、実生活の経験が豊富で、大きな法律事務所に勤めるだけでなく、判事の書記官として働いたうえで判事になったような人を最高裁判事に任命したいです。彼らはおそらく判事としてさらに多くの事案を裁き、人々がどんな問題を抱えているのか、実際に理解できたでしょう。

なぜなら、私は現在の最高裁は間違った方向に行っていると思うからです。私は、最高裁にはシチズンズ・ユナイテッドに関する判決を覆して、説明がつかない闇の資金を政治から排除してほしいと考えています。ドナルドはこれに賛成していません。

私は、最高裁には、この国の多くの場所では未だに投票権が大きな問題であること、有色人種や高齢者や若者が選挙権を行使できるようにするために、私たちが自分たちにできるすべてのことを常にしているとは言えないことを理解してほしいです。

私は、最高裁にはロー対ウェイドの判決を支持し、女性の選ぶ権利を守ってほしいです。そして、同性婚を支持する最高裁であってほしいです。

ドナルドは、彼が候補として検討する人物の名前をいくつか発表しています。彼が提案している人物の中には、ロー対ウェイドの判決や同性婚に関する判決を覆すつもりの人もいます。私は、それはひどい間違いであり、私たちを後戻りさせることになると思います。

私は、いつも企業の利益を優先するような最高裁であってほしくはありません。最高裁には「ある人が裕福で、何かに対してより多くのお金を与えられるからといって、その人がほかの人よりも多くの権利を持っていたり、多くの権利を与えられるわけではない」ということを理解してほしいです。

だから、私は最高裁のバランスがどう変わってほしいかに関して明確な見解を持っています。私は、上院がその仕事を遂行しなかったことを遺憾に思います。彼らは、オバマ大統領が指名した完全に適格な人物について、最高裁判事の9人の定員を埋めるための投票を行なうことを許可しなかったのです。それは職務怠慢だと思います。

私は、彼らにそれをする道を見出してほしいと願っています。しかし、もし私が幸いにも大統領になれれば、私は、定員を埋めて9人の判事が国民を代表して仕事を始められるようにするために、すぐに行動を起こします。

ラダッツ:クリントン長官、ありがとうございました。時間切れです。トランプさん。

トランプ:スカリア判事はすばらしい判事でした。最近亡くなりました。それにより空席ができています。私はスカリア判事のような判事を任命するつもりです。私は判事を探しています。実際、すでに20人の判事を選びました。彼らは、多くの尊敬を集め、ほとんどすべての人たちによって高く評価されています。

そして、アメリカの憲法を尊重する人たちでもあります。これはとても重要だと思います。それに、ヒラリー・クリントンのような人たちによって憲法修正第2条が完全に包囲されています。彼らは修正第2条を尊重します。そして、修正第2条の価値観や、それが体現するものを尊重します。それは私にとってはとても重要なことです。

ヒラリーは、献金について触れました。私は自分の選挙戦のために1億ドル以上を自腹で払います。つまり、私は彼女と違って、さまざまな企業から多額の献金を受けていないのです。ここで聞きたいことがあります。

私は、選挙が終わるまでに1億ドル以上を投入することになります。ほとんどが自己資金です。私たちは共和党のために資金集めをしており、少額の献金においてはとても大きな成果を生んでいます。平均は61ドルぐらいです。

ヒラリーに聞きたいことがあります。彼女は議員でいることによって2億5000万ドル稼ぎました。彼女は議員の力を使って多くのお金を稼ぎました。なぜあなたは、1億ドルとは言わないまでも、1000万ドルや2000万ドル、2500万ドルや3000万ドルを自分の選挙戦につぎ込まないのですか?

それは、何をすべきか厳密に指図してくる特別利益団体にとっては3000万ドル少ないのです。そして、それはアメリカ国民にとってはよいメッセージになるでしょう。なぜあなたはお金をいくらかつぎ込まないのですか? あなたはお金をたくさん持っているはずです。
あなたは議員でいることによって多くのお金を稼いだはずです。国務長官時代にも多くのお金を稼ぎました。なぜ自分の選挙戦にお金をつぎ込まないのですか?私はぜひ知りたいです。

クリントン:それは…

ラダッツ:ありがとうございました。次の質問に移ります。

クリントン:質問は最高裁に関するものでした。手短に申し上げましょう。私は修正第2条を尊重します。しかし、私は、包括的な経歴調査が行われるべきだし、銃の展示即売会の抜け穴やオンラインの抜け穴を塞ぐべきだと考えています。

クーパー:ありがとうございました。

ラダッツ:クリントンさん、もう1つ質問があります。

クリントン:私たちはできるだけ多くの人命を救わなければなりません。

クーパー:エネルギー政策に関して質問があります。

質問:環境に配慮しながら、化石燃料発電所の労働者の雇用喪失を最小限に抑え、かつ、この国のエネルギーニーズを満たすために、どのようなエネルギー政策を取るつもりですか?

クーパー:トランプさん、2分でお答えいただけますか?

トランプ:もちろんです。それは素晴らしい質問だと思います。なぜなら、エネルギー業界はオバマ政権によって包囲されているからです。完全に包囲されています。EPA=環境保護庁はエネルギー会社を打ちのめしています。そして、外国の企業が参入して、私たちの工場の多くを買い取り、それらの工場を改築して、自分たちの石油をまかなえるようにしています。

アメリカは、自国のエネルギー業界を完全に打ちのめしています。私は風力発電、太陽光発電などを含む代替エネルギーには大賛成です。しかし、私たちには風力発電や太陽光発電以上のものが必要です。

この国の炭鉱労働者に目を向けてください。ヒラリー・クリントンは、すべての炭鉱労働者を失業に追い込もうとしています。クリーンコールと呼ばれるものがあります。この国では石炭は数千年もちます。今は技術のおかげで、私たちには天然ガスやその他、多くのものがあります。この7年間で、私たちはとてつもない富を自分たちの足元に見つけたのです。素晴らしいことです。特に、借金が200億ドルあるわけですから。

私はエネルギー会社を復活させます。彼らは競争できるようになるでしょう。彼らは利益を上げるでしょう。彼らは、この国の赤字を解消してくれるでしょう。この国のとてつもない予算赤字を解消してくれるでしょう。しかし、アメリカはエネルギー会社を倒産に追い込んでいます。私たちは労働者を呼び戻さなければなりません。

鉄鋼業界や鉄鋼のコストに何が起きているか見てください。中国がアメリカ中で大量の鉄鋼をダンピングしており、それによってアメリカの鉄鋼労働者や鉄鋼会社が打ちのめされています。私たちは、自国のエネルギー会社を守らなければなりません。私たちはそれを可能にする必要があります。

EPAの規制はあまりに厳しく、彼らはアメリカのエネルギー会社を倒産に追い込んでいます。必要なのは、ウェストバージニアやオハイオなどの素晴らしい場所に足を運ぶことだけです。これはすごいことです。あるいは、ペンシルバニアなどの場所です。そうすれば、彼らが炭鉱労働者やエネルギー業界の人々に何をしているのか分かるでしょう。それは侮辱的行為です。

クーパー:時間になりました。ありがとうございました。

トランプ:それは完全な侮辱です。

クーパー:クリントン長官、2分でお答えください。

クリントン:とても面白い話でした。まず、中国がアメリカで鉄鋼の違法なダンピングをしており、ドナルドは自分のビルを建てるためにその鉄鋼を買っています。そして、鉄鋼労働者やアメリカの製鉄所を廃業に追い込んでいます。私は上院議員時代、それと戦ってきました。私は、鉄鋼やその他のすべての面でアメリカが中国につけ込まれないようにするために、貿易検察官を置くつもりです。

あなた(質問者)は、その業界の方か、あるいはその業界の人たちのことを気にかけているようですね。私たちが歴史上初めて、エネルギー自給を実現したことはご存知でしょう。私たちは中東には依存していません。しかし、中東は依然として、価格の多くをコントロールしています。原油価格はかなり下落し、それが多くの石油会社に打撃を与えています。

そうでしょう? しかし、私たちは、多くの天然ガスを生産しています。それは、より再生可能な燃料への橋渡しをしてくれるものです。それは重要な移行だと思います。

私たちはエネルギー自給を維持しなければなりません。それによって、私たちははるかに大きな力や自由を得て、中東の出来事に悩まされることはなくなります。それについての悩み以外にも、その地域の出来事に関して憂慮すべきことはもう十分あります。

だから私には、包括的なエネルギー政策があります。しかし、それには気候変動との戦いも含まれます。なぜなら、それは深刻な問題だからです。私は、よりクリーンな、再生可能なエネルギーにできるだけ早く移行することを支持します。なぜなら、私たちは21世紀型のクリーンエネルギー超大国になり、多数の新たな雇用や企業を生み出せると思うからです。

私は、人々を置き去りにするようなことは確実に避けたいと考えています。だからこそ私は候補の中で唯一人、この選挙戦の一番最初から、石炭業界を再生するための計画を持っていたのです。なぜなら、炭鉱労働者や彼らの父や祖父たちが石炭を掘り出したからです。彼らの多くは命を落としたり、けがをしました。しかし、彼らは明かりを点け、彼らの工場の電源を入れたのです。私は彼らを見捨てたくはありません。私たちは彼らのために何かをしなければなりません。

クーパー:クリントン長官…

クリントン:しかし、石炭価格が世界的に下落しています。私たちはこれを包括的に見なければなりません。

クーパー:時間切れです。

クリントン:まさに私はそのことを提案しています。ヒラリークリントン、ドット、コムに行って、私の政策全体をご覧いただければと思います。

クーパー:時間切れです。もう1つ質問をしていただく時間があります。

ラダッツ:私たちは…

クーパー:聴衆からもう1つ質問です。

ラダッツ:私たちは何とかもう1つ質問をねじ込むことができました。

質問:こんばんは。お2人に質問です。今、使われているような言葉遣いはともかくとして、お互いに関して尊敬できるよい点を一つ挙げていただけますか?

(拍手)

ラダッツ:トランプさん、先に話されますか?

クリントン:私がお話しましょう。なぜなら、それはとても公平で重要な質問だと思うからです。私は彼の子どもたちを尊敬しています。彼の子どもたちはすごく優秀で、献身的です。それはドナルドに関する多くのことを物語っていると思います。私は、彼のほかのほとんどすべての言動については同意できません。しかし、私はその点は尊敬しています。そして、それは、母親としての、そして、祖母としての私にとってとても大事なことだと思います。

今回の選挙はある部分ではとても争いが多く、激しいものになりました。それは、かかっているものが多いからです。今は普通の時代ではありません。これは普通の選挙ではありません。私たちがこれから選ぶ大統領は、ただ4年間や8年間の政策を定めるだけではありません。私たちは、最高裁やエネルギー問題やその他多くの問題などに関して、国内外で重要な意思決定をしなければなりません。だから、かかっているものは多いのです。これはアメリカの歴史上、最も重要な選挙の一つです。

だからこそ私は、具体的な政策や計画を打ち出し、個人攻撃は控えて、自分が大統領としてやりたいことを伝えようとしてきたのです。だからこそ私は、皆さんには自分たちの目でそれを確認してほしいのです。そうすればご理解いただけるでしょう。私は30年間、実際にはたぶんもう少し長い間、子どもたちや家族を助けるために働いてきました。私はその経験をホワイトハウスに持って行き、その仕事を毎日したいと思います。

ラダッツ:トランプさん。

トランプ:私は、私の子どもたちに関する彼女の発言はとても親切な賛辞だと思います。それを賛辞のつもりで発言されたのかどうかは分かりませんが。しかし、それは素晴らしい…。私は子どもたちをとても誇りに思っています。彼らは素晴らしい仕事をしてくれています。彼らは素晴らしい子どもたちです。だから私はそれを賛辞として受け取ります。

ヒラリーについてはこう申し上げましょう。彼女は諦めません。彼女は諦めない人です。私はそれを尊敬しています。私ならこう言います。彼女は戦士である、と。私は、彼女が戦っている多くのことについては反対です。多くの場合、私は彼女の判断には反対です。しかし、彼女は一生懸命戦い、そして、諦めません。彼女は諦めません。それは素晴らしい個性だと思います。

ラダッツ:お2人とも、ありがとうございました。

クーパー:候補のお2人に感謝したいと思います。この大学に感謝したいと思います。これにてタウンホール・ミーティングは終わりです。候補のお2人、委員会、ワシントン大学、そして、見てくださったすべての方々に感謝します。

ラダッツ:10月19日に最後の大統領候補討論会がネバダ大学ラスベガス校で行なわれます。ぜひご覧ください。それでは皆さん、おやすみなさい。

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